7.女性の「性産業」への進出

  • かつて性産業といえば男性向けが主でしたが、「男女平等社会」に合わせるように女性けの性産業市場が拡大し続けています。

    20年ほど前まで女性向けアダルトビデオやグッズは、店頭では全く売れませんでした。

    それが、スマホの普及もあって、男性が動画を楽しむのと同様、女性もアダルト動画に抵抗がなくなってきたようです。

    さらに近年、密かに利用者が増えているのが、女性向けの性風俗サービス。セラピストと名乗る男性による女性へのマッサージサービスです。

    もっと顕著に変化がわかるのが、女性向けオナニーグッズの売上増加。女性向けの場合は「セルフプレジャーアイテム」と言います。

    今や、男性向けのオナニーグッズとして有名になった『TENGA(テンガ)』は、女性向けのセルフプレジャーアイテム『iroha(イロハ)』も扱っています。以前は主にアダルトショップのみで販売されていましたが、次第にバラエティショップやドラッグストア、『ヴィレッジヴァンガード』など一般的な店舗へと販路拡大中。

    2019年11月にはなんと百貨店「大丸梅田店」にも店をオープンしました。売上伸長率(2020年3月~12月)は昨対比145%、公式オンラインストアでは昨対比234%と超右肩上がり。

    この傾向は女性側の価値観が「受け身ではなく自分で選んで性を楽しむ」という主体的な方向へ変わってきていることを表しています。

    女性のライフスタイル自体が大きく変化しているのですから、この傾向は仕事にも反映されています。

    現代に生きる女性たちは、男性と同等の仕事内容に忙殺され多忙です。さらに、お子様がいれば育児も大変。ストレスも相当なものでしょう。

    そんな中、報酬の低いパートやアルバイトよりも、楽しみながら高収入を得られる、女性ならではの仕事に目をつけるのは、これからの時代の「賢い選択」のひとつと言えるでしょう。