2.風俗と反社会勢力

  • 風俗店の店長さんに、初めてこの業界に入ってきた時のことを尋ねると、やはり最初はどなたも不安だったそうです。

    その理由で多かったのは、「反社と関係があるのではないか?」という心配でした。それはおそらく、ほとんどの人が少なからず頭によぎることだと思います。

    特に昔のヤクザ映画には、女性が娼婦にされ、働かされたりするシーンなどが多かったものですから、なんとなく風俗=反社というイメージが出来上がってしまったんですね。

    ある店長などは、風俗店の事務所は強面の人が麻雀をしながら酒を飲んでいるのではないかと、ビクビクしながら面接に向かった、と笑いながら話してくれました。

    結論から先に言うと…もし本当にそんな職場だったら、風俗経営は出来ません。

    それでもなぜ、未だにそのようなイメージがつきまとっているのかというと、たぶん「みかじめ料」が関係していると思われます。

      「みかじめ料」とは主に反社会勢力が飲食店などから徴収する“用心棒代”のことを言います。

    皆さんが反社が怖いように、われわれだって反社は怖いです。

    昔は「みかじめ料」を払わないと「営業できなくしてやる」と脅されることもあったそうです。

    あるスナックのママさんから聞いた話では、支払いを断ると反社が毎晩のようにやって来て嫌がらせを受け、常連のお客さんも店に近づけなくされてしまったのだとか。

    そうなると仕方なく「みかじめ料」を支払ってしまう人もいるということですね。

    ところが、払ってしまうと警察に摘発されてしまうわけです。

    その瞬間、反社の被害者から、反社に資金提供をした犯罪者に早変わりです。

    一時はほとんどの飲食店や風俗店が「みかじめ料」を払っているのではないかという噂が定着していましたが、今では公安委員会の努力のおかげで、ほとんどそういった噂も聞かれなくなくなりました。

    しかし、そもそも風俗業自体が法律違反ではないか!…と未だに誤解している人もいます。

    正規に風俗店を経営する場合は、法律に則って管轄の警察署に許可申請をする必要があります。

    そして、真面目な風俗店ほど許可のもと法令順守で経営をしています。

    特に警察は反社会勢力への資金提供・供給のカットに懸命なので、利益が出やすい業種をあたって反社会勢力と繋がっていると判明した店は一発で営業停止です。

    コスモグループは創業35年! 紆余曲折ありながらも、真面目な経営ノウハウと納税で長きに渡って地元の皆さまに愛され、お客さまと従業員の安心と信頼を培ってきました。

    どうぞ安心して飛び込んできてください。